「わかりあえない」を越える目の前のつながりから共に未来をつくるコミュニケーション
対話への勇気がわいてくる「どちらが正しいか」の先へ。
家族とのささいな揉め事でも、集団同士の深刻な対立でも、
自分と相手の「奥にある大切にしているもの」に寄り添うことで、
新たな選択肢をつくりだす。
世界各地の個人・組織・社会で広がる新しいアプローチ「NVC」
対立に満ちた社会で分断された人々の心をつないできた著者が、
その実践のエッセンスを豊富な事例とともに描き出す。
本書の著者であるマーシャル・B・ローゼンバーグが、
NVC(非暴力コミュニケーション)を形にしたのは1970年代のことでした
(NVCを学ぶ人は彼のことを親しみを込めて「マーシャル」と呼んでいます)。
マーシャルは幼い頃から、他者に対する非難や批判だけでなく、
もっと暴力的な行動に向かう人たちがいる一方で、
おもいやりをもって与えあうことを喜びとする人たちがいることに気づきます。
その体験から「人とはどんな存在なのか」という問いを探究するようになりました。
私たちが日々使う「言葉」が、自分自身や相手・
世界の捉え方に影響を及ぼしていることに注目し、NVCを考案します。
私たちが暴力的な言動をとる背景には「何が正しく、何が間違っているか」
という捉え方があると、マーシャルは指摘します。
「間違っているものは正されるべき」という考えが暴力を正当化し、
それが言動に表れるというのです。

本の読書感想: NVC(非暴力コミュニケーション)について書かれた本。
NVCは、お互いの幸福に貢献し命に貢献することに
力を注ぐコミュニケーションで、観察、感情、ニーズ、リクエストの
4つの要素に分けられています。
この考えは他者にのみならず、自分自身にも及びます。
「自分はもっとこうすべきだったのに」「なぜ自分はこんなこともできないのか」と
自分を攻撃する心の声を、誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか。
自分の至らなさを埋めるためにさまざまな行動を起こすけれど、
内面が満たされることがなく、果てには消耗してしまう。
そんな人も少なくないのではないかと思います。
多くのものを手に入れても、内面がどこか満たされない。
筆者の多くの経験談からNVCが分かり合えない状態を
分かり合える状態に変化させてくれることがわかりました。
最も印象に残ったことは、感謝の方法です。
ただ「ありがとう」をいうのではなく、
「わたしはこんなにも幸福になったから、ありがとう」と考える。
感謝方法は、自分の幸福を伝えることで相手にも幸福になってもらえる。
内容は、はっとさせられることが多く 考えさせられることもよくある。

本・書籍名: 「わかりあえない」を越えるーー目の前のつながりから、共に未来をつくるコミュニケーション
本・目次: 第一部平和の言葉NVCぼ仕組み 1.2つの問い 2.自分の内面で何か息づいているかを表現する 3.人生をよりすばらしいものにするには? 第二部NVCの応用 4.内なる変化をもたらす 5.共感をもって他者とつながる 6.他者の内面にある美しさを見る 7.何に変化を起こしたいのか 8.ギャングとその他の支配構造 9.敵のイメージを変容し、つながりを生み出す 第三部社会を変える平和のことば
本・著者: マーシャル・B・ローゼンバーグ Marshall B. Rosenberg
NVC(Nonviolent Communication)の提唱者であり、国際的な平和推進組織CNVC(Center for Nonviolent Communication)の設立者。年間250日以上をかけて世界中を飛びまわり、数百におよぶ地域コミュニティー、国際会議、戦争で疲弊した地域などでNVCを伝える活動を精力的に続けてきた。
「暴力に代わる平和的な選択肢」を提供する新しいコミュニケーション手法に強い関心を抱きながら、治安の悪かったデトロイト近郊で育つ。カール・ロジャーズのもとで研究をおこない、1961年ウィスコンシン大学で臨床心理学の博士号を取得。その後の人生経験と比較宗教研究を通じて、本書のテーマである「NVCのプロセス」を開発。連邦政府から受託した学校教育プロジェクトで、NVCを用いた「ミディエーションとコミュニケーションのトレーニング」をおこなうなどの実践を経て、1984年CNVCを設立。現在、世界35カ国で180名以上のCNVC公認トレーナーが活動している。
アメリカ・ニューメキシコ州アルバカーキ在住。ギターやパペットを手に、世界の紛争地帯を旅したときの体験を語りながら、「より平和で満たされた世界をつくりだすための方法」を精力的に説く。著書に、『NVC―人と人との関係にいのちを吹き込む法』(日本経済新聞出版)など。Bridge of Peace Award 2006 (Global Village Foundation)など受賞多数。
本・出版社: 英治出版
本の読書感想を、ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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家族とのささいな揉め事でも、集団同士の深刻な対立でも、
自分と相手の「奥にある大切にしているもの」に寄り添うことで、
新たな選択肢をつくりだす。
世界各地の個人・組織・社会で広がる新しいアプローチ「NVC」
対立に満ちた社会で分断された人々の心をつないできた著者が、
その実践のエッセンスを豊富な事例とともに描き出す。
本書の著者であるマーシャル・B・ローゼンバーグが、
NVC(非暴力コミュニケーション)を形にしたのは1970年代のことでした
(NVCを学ぶ人は彼のことを親しみを込めて「マーシャル」と呼んでいます)。
マーシャルは幼い頃から、他者に対する非難や批判だけでなく、
もっと暴力的な行動に向かう人たちがいる一方で、
おもいやりをもって与えあうことを喜びとする人たちがいることに気づきます。
その体験から「人とはどんな存在なのか」という問いを探究するようになりました。
私たちが日々使う「言葉」が、自分自身や相手・
世界の捉え方に影響を及ぼしていることに注目し、NVCを考案します。
私たちが暴力的な言動をとる背景には「何が正しく、何が間違っているか」
という捉え方があると、マーシャルは指摘します。
「間違っているものは正されるべき」という考えが暴力を正当化し、
それが言動に表れるというのです。
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本の読書感想: NVC(非暴力コミュニケーション)について書かれた本。
NVCは、お互いの幸福に貢献し命に貢献することに
力を注ぐコミュニケーションで、観察、感情、ニーズ、リクエストの
4つの要素に分けられています。
この考えは他者にのみならず、自分自身にも及びます。
「自分はもっとこうすべきだったのに」「なぜ自分はこんなこともできないのか」と
自分を攻撃する心の声を、誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか。
自分の至らなさを埋めるためにさまざまな行動を起こすけれど、
内面が満たされることがなく、果てには消耗してしまう。
そんな人も少なくないのではないかと思います。
多くのものを手に入れても、内面がどこか満たされない。
筆者の多くの経験談からNVCが分かり合えない状態を
分かり合える状態に変化させてくれることがわかりました。
最も印象に残ったことは、感謝の方法です。
ただ「ありがとう」をいうのではなく、
「わたしはこんなにも幸福になったから、ありがとう」と考える。
感謝方法は、自分の幸福を伝えることで相手にも幸福になってもらえる。
内容は、はっとさせられることが多く 考えさせられることもよくある。
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本・書籍名: 「わかりあえない」を越えるーー目の前のつながりから、共に未来をつくるコミュニケーション
本・目次: 第一部平和の言葉NVCぼ仕組み 1.2つの問い 2.自分の内面で何か息づいているかを表現する 3.人生をよりすばらしいものにするには? 第二部NVCの応用 4.内なる変化をもたらす 5.共感をもって他者とつながる 6.他者の内面にある美しさを見る 7.何に変化を起こしたいのか 8.ギャングとその他の支配構造 9.敵のイメージを変容し、つながりを生み出す 第三部社会を変える平和のことば
本・著者: マーシャル・B・ローゼンバーグ Marshall B. Rosenberg
NVC(Nonviolent Communication)の提唱者であり、国際的な平和推進組織CNVC(Center for Nonviolent Communication)の設立者。年間250日以上をかけて世界中を飛びまわり、数百におよぶ地域コミュニティー、国際会議、戦争で疲弊した地域などでNVCを伝える活動を精力的に続けてきた。
「暴力に代わる平和的な選択肢」を提供する新しいコミュニケーション手法に強い関心を抱きながら、治安の悪かったデトロイト近郊で育つ。カール・ロジャーズのもとで研究をおこない、1961年ウィスコンシン大学で臨床心理学の博士号を取得。その後の人生経験と比較宗教研究を通じて、本書のテーマである「NVCのプロセス」を開発。連邦政府から受託した学校教育プロジェクトで、NVCを用いた「ミディエーションとコミュニケーションのトレーニング」をおこなうなどの実践を経て、1984年CNVCを設立。現在、世界35カ国で180名以上のCNVC公認トレーナーが活動している。
アメリカ・ニューメキシコ州アルバカーキ在住。ギターやパペットを手に、世界の紛争地帯を旅したときの体験を語りながら、「より平和で満たされた世界をつくりだすための方法」を精力的に説く。著書に、『NVC―人と人との関係にいのちを吹き込む法』(日本経済新聞出版)など。Bridge of Peace Award 2006 (Global Village Foundation)など受賞多数。
本・出版社: 英治出版
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